結婚式の「洋装」or「和装」どっちがいい？メリットやデメリット！

「結婚式をしたいけど、和装と洋装どっちにしよう」
「和装と洋装なにが違うのかな？」

などと、疑問を持つ方も多いでしょう。結婚式は、人生の大切なイベントです。後悔することのないように、しっかりと検討して決断することが重要になります。

本記事では、洋装の結婚式と和装の結婚式の基礎知識や、それぞれのメリットやデメリットを解説します。ぜひ参考にしてみてください。

洋装の結婚式とは？

洋装の結婚式とは、花嫁がウェディングドレス、花婿がタキシードを着用して行う現代的なスタイルの結婚式のことです。

最大の特徴は、自由度の高さにあります。教会式、人前式、神前式など、どのような挙式スタイルでも対応が可能です。また、ドレスのデザインも、クラシカルなAラインドレスから、よりモダンなマーメイドラインまで、幅広い選択肢があります。

近年では、伝統的な正礼装から、よりカジュアルなパーティードレスまで、様々なスタイルが受け入れられており、お二人らしい結婚式を実現しやすいのが特徴です。

和装の結婚式とは？

和装の結婚式とは、白無垢や色打掛など、日本の伝統的な衣装を着用して行う格式高い結婚式スタイルのことです。

最大の特徴は、日本古来の伝統美と格式を重視した厳かな雰囲気です。特に神前式との組み合わせが多く、三三九度や玉串奉奠など、日本の伝統的な儀式と共に執り行われます。白無垢での挙式は、花嫁の清らかさと新たな人生への決意を象徴し、より格調高い印象となるでしょう。

近年では、伝統的なスタイルを基本としながらも、現代的なアレンジを加えることも可能で、より自由度の高い和装婚も増えています。日本の文化と美意識を大切にした、思い出深い結婚式となります。

洋装の結婚式のメリット

ここからは、洋装の結婚式のメリットについて記載します。大きく3つに分けました。

• 動きやすさと快適性
• 豊富な衣装の選択肢
• リーズナブルな価格設定

以下で詳しく解説します。

動きやすさと快適性

洋装の結婚式の大きな魅力は、その動きやすさと快適性にあります。ウェディングドレスは和装と比べて軽く、長時間の着用でも負担が少なくなっています。特にトイレなどの動作も一人で行いやすく、着崩れの心配も比較的少ないです。

また、披露宴でのお色直しも容易で、短時間での着替えが可能です。パーティーでの立ち座りや写真撮影なども、自由な動きができるため、より自然な表情や仕草を残すことができます。

豊富な衣装の選択肢

洋装では、様々なデザインやスタイルの中から選択することができます。伝統的なAラインドレスから、体のラインを美しく見せるマーメイドライン、よりカジュアルなショートドレスまで、好みや体型に合わせて選択することが可能です。

また、カラードレスでの着替えも人気で、純白のウェディングドレスから華やかなカラードレスへの衣装チェンジを楽しむこともできます。小物やアクセサリーの組み合わせも自由度が高いのが特徴です。

リーズナブルな価格設定

洋装は、和装と比べて比較的リーズナブルな価格設定となっています。ドレスのレンタル料金は和装より抑えめで、着付けにかかる費用も少ないことが特徴です。

また、小物類も和装ほど多くの種類が必要ないため、総合的な衣装費用を抑えられます。さらに、準備時間が短いことで、当日の美容院代なども節約できます。予算を他の演出や料理、写真撮影などに回すことができるのも魅力の一つです。

洋装の結婚式のデメリット

ここからは洋装のデメリットを記載します。メリットだけでなく、デメリットもしっかりと把握することが大切です。大きく分けて3つにまとめました。

• 伝統的な格式感の不足
• 体型の課題
• デザインの個性の出しにくさ

以下で詳しく記載します。

伝統的な格式感の不足

洋装の結婚式は、和装と比べると伝統的な格式感や厳かさが若干劣る印象があります。特に神前式との組み合わせでは、和の空間との調和が難しい場合がでてきます。

また、親族の中には、より伝統的な結婚式を期待する方もいらっしゃるかもしれません。日本の伝統的な儀式や作法との相性も考慮が必要です。さらに、特別な晴れの日の衣装として、和装ほどの重みや意味合いを持たせにくい面もあります。

体型の課題

ウェディングドレスは、体のラインが出やすい衣装です。特にマーメイドラインなどのフィット感のあるドレスでは、体型の悩みがより顕著に表れる可能性があります。また、露出が多いデザインも多く、二の腕や背中など、気になる部分のカバーに工夫が必要です。

サイズ調整にも限界があるため、体型によっては選べるデザインが限られることもあります。

デザインの個性の出しにくさ

近年、ウェディングドレスは定番のデザインが多く、他の花嫁との差別化が難しい面があります。特に人気のデザインは、似たような雰囲気になりやすく、オリジナリティを出すのが困難です。

また、トレンドに左右されやすい面もあり、時代とともにデザインの古さを感じる可能性もあります。和装のような希少価値や、長年受け継がれる価値を持ちにくいのも特徴です。

和装結婚式のメリット

ここからは、和装の結婚式のメリットについて解説します。和装の結婚式のメリットを3つに分けてまとめました。

• 伝統的な格式と品格
• 和の演出との相性
• 体型カバー効果

以下で詳しく記載します。

伝統的な格式と品格

和装結婚式の最大の魅力は、日本の伝統美と格式の高さです。特に白無垢は、花嫁の清らかさを象徴する伝統的な衣装として、特別な存在感があります。

神前式との組み合わせでは、三三九度や玉串奉奠など、日本古来の儀式との調和が完璧です。また、親族からの評価も高く、特に年配の方々からは『本格的な結婚式』として喜ばれることが多いです。凛とした花嫁姿は、一生の思い出として印象深く残るでしょう。

和の演出との相性

和装は、日本の伝統的な空間演出との相性が抜群です。日本庭園や神社仏閣での写真撮影は、その魅力を最大限に引き出します。また、和楽器の演奏や茶道を取り入れた演出など、日本の文化的要素との調和も素敵です。

装花も和のテイストで統一でき、より格調高い雰囲気を演出できます。季節感のある和の小物使いなども、和装ならではの魅力です。

体型カバー効果

和装は、体型の悩みを自然にカバーできる特徴があります。特に白無垢は、体のラインを適度に包み込むデザインで、どのような体型の方でも美しく着こなせます。

着付けの技術により、姿勢も自然と良くなり、より凛とした花嫁姿を演出できるでしょう。また、帯で腰回りをカバーできるため、体型の気になる部分を上手に隠すことも可能です。

和装の結婚式のデメリット

ここからは、和装の結婚式のデメリットを記載します。大きく分けて3つにまとめました。

• 着用時の制約
• 高額な費用
• 専門スタッフが必要

以下で詳しく解説します。

着用時の制約

和装の最大の課題は、着用時の様々な制約です。着付けには専門家の手が必要で、一人での着替えはほぼ不可能です。また、トイレなどの際も介助が必要となり、長時間の着用では体への負担も大きくなります。

特に白無垢は重量があり、動きが制限されるため、自由な動作が難しくなります。さらに、気温や湿度の影響を受けやすく、季節によっては体温調節が難しい場合もでてくるでしょう。着崩れの心配もあるため、常に気を配らなければいけません。

高額な費用

和装は、洋装と比べて全般的に費用が高額になります。特に白無垢や色打掛のレンタル料は、ウェディングドレスより高価です。また、着付けにかかる費用、和装小物一式の料金、ヘアメイクなど、付随する費用も必要になります。

前撮り撮影も必須となることが多く、写真撮影の費用も考慮しなければいけません。これらの費用は、結婚式の予算全体に大きな影響を与える可能性があります。

専門スタッフが必要

和装では、着付けやヘアメイクなど、専門的な技術を持つスタッフの存在が不可欠です。特に着付けは高度な技術が必要で、スタッフの技量によって仕上がりが大きく変わります。

また、挙式中の着崩れ対応や、写真撮影時の衣装の整え方など、細かなケアが必要となり、常に専門スタッフの待機が必要です。このため、スケジュール調整や人員の確保など、準備段階での配慮も必要となります。

結局、洋装結婚式と和装結婚式どっちがいい？

洋装と和装、どちらにもそれぞれ魅力的な特徴が数多くあります。同時にデメリットも存在するので、どちらも把握して検討、決断することが重要です。

結婚式のスタイルは、新郎新婦のお二人の好みや価値観、ゲストとの関係性などを考慮して決めるのが最善になります。

自由で開放的な雰囲気を求めるなら洋装、伝統と格式を大切にしたいなら和装がおすすめです。また、和装の神前式と洋装のパーティーを組み合わせた和洋折衷スタイルも人気を集めています。大切なのは、お二人らしさを表現できる結婚式にすることです。十分に話し合って、理想の結婚式を実現させましょう。

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自由で開放的、綺麗な純白のウェディングドレスを着れる洋装結婚式。伝統と格式を大切にした、日本ならではの美しい白無垢が着れる和装結婚式。どちらも魅力的で、大切な思い出になるでしょう。

二人らしさの結婚式を創ることが重要ですので、パートナーとよく話し合って、自分たちにはどちらの結婚式が合っているのか検討して判断することが、結婚式を成功させるカギとなります。