名古屋の結婚式にはどんな風習がある?派手って本当?マナーも徹底解説

名古屋の結婚式の風習に関する画像

「名古屋の結婚式ってどんな風習?」
「名古屋の結婚式は派手って聞いたけど本当?」
「風習は取り入れた方が良いの?」

などと、気になっている方も多いのではないでしょうか。地域によって結婚式のスタイルや風習は異なり、名古屋ならではの伝統やマナーを知っておくことは、トラブルを避け、心に残る式をつくるうえでとても大切です。

本記事では、名古屋の結婚式に残る風習や取り入れ方、トラブル防止のマナー、そして理想の式を実現するための式場選びについて解説します。

「名古屋らしさ」「自分たちらしさ」を両立したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

また、以下では名古屋の結婚式場についても詳しく解説しています。おふたりの思い出に残る特別な一日を演出する、雰囲気の異なる個性豊かな会場をご紹介していますのでぜひご覧ください。

目次

名古屋の結婚式は派手って本当?どんな風習?

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名古屋の結婚式が「派手」と言われるのは、豪華な引き出物や盛大な演出、伝統的な嫁入り文化などが今も根強く残っているためです。特に「引き出物の品数が多い」「結納が豪華」「嫁入りトラックでの花嫁道中」など、他県と比べても印象的な風習が多く見られます。

また、菓子まきや名披露目(新郎新婦の紹介を含む披露宴の挨拶)など、地域の人とのつながりを重視する演出も特徴です。これらの文化は「見栄」ではなく、「おもてなしの心」を形にした伝統的な価値観からきており、今も多くの家庭で尊重されています。

現代では、これらの風習を自分たちらしくアレンジして取り入れるカップルも増えており、名古屋ならではの伝統と個性を両立した結婚式が注目されています。

知って驚く!名古屋の結婚式に残るユニークな風習5選

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名古屋の結婚式には、他の地域ではあまり見られない伝統的でユニークな風習が今も受け継がれています。これらの文化は、単なる「派手さ」ではなく、家族や地域とのつながりを大切にする精神に根ざしています。

地元を大切にする名古屋ならではの結婚式文化を知ることで、自分たちの式に活かせるヒントが見つかるかもしれません。代表的な名古屋の伝統的風習は、以下の5つです。

それぞれの風習がどのような意味を持ち、どのように行われているのかを詳しく解説します。

嫁入りトラック

「嫁入りトラック」とは、花嫁が結婚の前日に実家から嫁入り道具をトラックいっぱいに積んで新居へ運び入れる名古屋独自の風習です。

布団、家具、鏡台、着物などが見えるようにトラックに積まれ、装飾を施した車列で移動する様子は、地域の人々への挨拶や祝福の意味も込められています。

近年ではトラックの装飾や内容をコンパクトにしたり、象徴的な演出として再現するカップルも増えています。この風習は「花嫁がしっかりと家を築く準備ができている」という家の格やおもてなしの心を表現する名古屋らしい伝統のひとつです。

菓子まき

「菓子まき」は、結婚式や上棟式など祝い事の際に行われる、名古屋の伝統的な演出のひとつです。式場や自宅の2階など高い場所から、袋詰めにしたお菓子を集まった人々に向けて撒くというもので、「幸せのおすそ分け」の意味があります。

もともとは地域の子どもたちへの感謝や繁栄を願う意味合いがあり、にぎやかな雰囲気づくりにも一役買います。現代では式場のスペースや演出の都合で実施が難しい場合もありますが、プチギフトに「菓子まき風」の演出を加えるアレンジも人気です。

名披露目

「名披露目」とは、結婚式や披露宴の中で新郎新婦が正式に親族や招待客へ自分たちの名前を紹介し、お披露目をする儀式です。名古屋ではこの名披露目を重視する文化があり、親族紹介と合わせて丁寧に行われることが一般的です。

古くは新婦が新しい苗字を名乗る場としての意味合いもありましたが、現代では両家のつながりを意識し、互いの紹介を大切にする風習として根付いています。司会者による紹介ではなく、新郎新婦自身や親が直接話すことも多く、厳かな雰囲気を演出できる点でも特徴的です。

呉服細工

「呉服細工」とは、婚礼の引き出物や装飾の一部として用いられる伝統的な和細工のことです。代表的なものには、風呂敷包みや祝い箸入れ、和紙でつくられた折り細工などがあり、贈る側の気遣いや品格が表れる演出として知られています。

名古屋では引き出物の品数や見栄えを大切にする文化があるため、こうした細部の装飾にもこだわる家庭が多く見られます。最近では現代風にアレンジした呉服細工も登場しており、和モダンな演出の一部として取り入れられることもあります。伝統を尊重しつつ、個性も出せる演出です。

豪華な結納

名古屋の「結納」は、全国的に見ても特に豪華で丁寧な形式が多いことで知られています。一般的には7〜9品目で構成される結納品に加え、結納金や家族書などを添える形式が取られますが、名古屋ではその内容がさらに重厚になることも。

会場や進行も格式を重んじ、料亭や専門の会場で行うケースも多く見られます。とはいえ、近年では形式を簡略化した略式結納や顔合わせ食事会で済ませるカップルも増えており、選択肢は多様です。

ただし、名古屋では両家の意向や親の考えも大きく影響するため、事前のすり合わせが特に重要といえるでしょう。

名古屋の結婚式で風習をどこまで取り入れるべき?

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名古屋の結婚式では、伝統的な風習が今も根強く残っていますが、すべてを取り入れる必要はありません。大切なのは両家の価値観や世代の考え方に合わせて、無理なくバランスよく選択することです。

たとえば、嫁入りトラックや菓子まきなどを象徴的に演出として一部取り入れたり、結納を略式にするなど、柔軟なアレンジが可能です。

取り入れるかどうかを判断する際は、次の点を意識すると良いでしょう。

・両家で風習に対する温度差がないか確認する
・費用や会場の都合で現実的に実施できるか検討する
・意味や背景を理解したうえで「自分たちらしく」取り入れる

名古屋の伝統を尊重しつつも、自分たちの想いを反映させた「ちょうどいい」スタイルを見つけることが、満足度の高い結婚式を実現するカギになります。

名古屋の結婚式でトラブルを防ぐための風習マナーは?

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名古屋の結婚式には地域特有の風習が多く残っているため、知らずに進めてしまうと両家間での認識の違いやトラブルの原因になってしまうことがあります。大切なのは、伝統への理解を深め、マナーや価値観の違いを事前にすり合わせておくことです。

特に注意したいマナーや価値観の違いは、次の3つです。

トラブルを未然に防ぐために、ひとつずつ確認していきましょう。

引き出物の『品数』に対する認識の違いに注意

名古屋では、引き出物の「品数が多い=おもてなしの心がある」という文化が根強く、一般的に「引き出物3点+縁起物+名披露目」の5点セットが主流とされています。

ところが、他地域では2〜3品が一般的なため、両家で価値観のズレが起きやすいポイントです。特に、新婦側が県外の出身者である場合などは、費用感や贈る意味にギャップが生まれやすいため、事前に「どこまで用意するか」「どんな組み合わせにするか」をしっかり相談しましょう。

見栄ではなく、感謝の表し方の文化差であることを理解することが大切です。

結納の形式で両家の温度差が出やすい

名古屋では、結納を「正式な儀式」として重視する傾向が強く、伝統に沿った正式結納を行う家庭も多く見られます。一方で、現代では略式結納や顔合わせのみで済ませる家庭も増えており、両家で結納に対する意識の差が大きなトラブルにつながることもあります。

たとえば、新郎側が略式を想定していても、新婦側が正式な場を希望していると準備に大きなズレが出てしまいます。トラブルを避けるためには、最初の打ち合わせで結納の必要性・形式・費用負担について明確にすり合わせておくことが何より重要です。

親族紹介・席順・服装なども『格式合わせ』を意識する

名古屋の結婚式では「両家の格式を合わせる」ことが重視されます。これは親族紹介の順番や服装の格、席順の配置など、見た目のバランスや立場の整合性に対する意識が強いためです。

たとえば、新郎側がモーニングを着て新婦側が略礼服の場合、「格が合っていない」と見られてしまうケースも。席順においても、両家の両親・祖父母の配置に配慮が必要です。見栄というよりは、相手を立てる気遣いとして捉えられているため、式の細部に至るまで“対等さ”を意識することが信頼関係を築くポイントになります。

風習を活かしながら『自分たちらしい式』を実現する方法

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名古屋の結婚式文化には豊かな伝統がありますが、そのすべてを取り入れる必要はありません。重要なのは、意味を理解した上で「自分たちのスタイルに合うか」を考えながら取り入れることです。風習を活かしながらも“らしさ”を表現する方法は複数あり、柔軟な工夫次第で古くさくならず、かえって印象的な演出になります。

自分たちらしく風習を取り入れる方法は、以下の4つです。

それでは、各方法を順番に見ていきましょう。

風習の『意味』を理解してから取り入れる

風習を取り入れるかどうかを判断するうえで、「なぜその風習があるのか」「どんな意味が込められているのか」を事前に理解しておくことは非常に重要です。

たとえば菓子まきには「幸せを分け合う」という意味があり、嫁入り道具の豪華さは「家を継ぐ覚悟」の象徴とされてきました。

意味を知った上で取り入れると、ただの形式ではなく、想いや背景を伝える演出としてゲストにも響きやすくなります。風習を無理なく取り入れる第一歩は、「納得して選ぶ」という姿勢です。

一部だけ象徴的に『演出化』して取り入れる

すべての風習を本格的に取り入れるのは現実的ではないケースも多いため、象徴的に「演出」として取り入れる方法が効果的です。

たとえば、実際に嫁入り道具を運ばなくても、フォトスペースにトラック風のセットを設置する、菓子まきの代わりにプチギフトを配るなど、現代的にアレンジして取り入れるカップルが増えています。

風習を堅苦しくせず、ゲストとの距離感も近づけるアイデアとしても活用しやすく、年配ゲストにも親しみやすい形で伝統を表現できるでしょう。

伝統的な要素と洋風演出をミックスする

和の要素と洋のスタイルを組み合わせることで、オリジナル性の高い結婚式が実現できます。たとえば、和装での入場後にウェディングドレスへお色直しをしたり、和婚に音楽演出や映像を加えるなどのミックススタイルが人気です。

名古屋では和風建築や料亭風会場も多いため、洋風演出との融合がしやすい環境が整っています。伝統を大切にしながらも、型にとらわれず自由にアレンジすることで、来場者にとっても印象深い一日になるでしょう。

風習に詳しい式場・プランナーに相談する

風習を上手に取り入れたいけれど、どこまでどう実施すれば良いか迷った場合は、地域の風習に詳しい式場やプランナーに相談するのが安心です。名古屋エリアには、地元の婚礼文化に精通した会場やスタッフが多く在籍しており、過去の実例や演出アレンジの引き出しも豊富です。

伝統を重んじつつも、自分たちらしい形で実現したいという希望を汲み取り、具体的なプランとして提案してくれるでしょう。迷ったときは、プロの知見に頼るのが最も確実な方法です。

理想の結婚式を挙げるなら、式場選びが大切!

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名古屋らしい風習を取り入れつつ、自分たちらしい式を叶えるためには、式場選びが非常に重要なポイントとなります。会場によって、対応できる演出や風習の理解度、料理のスタイルなどが大きく異なるため、「どこで挙げるか」が結婚式全体の満足度を左右します。

式場選びで注目すべきなのは以下の点です。

・地元文化や風習に理解のあるプランナーがいるか
・演出や進行に柔軟に対応してくれる体制があるか
・自分たちのこだわり(料理・衣装・空間)を実現できるか

ブライダルフェアや見学の際は、会場の雰囲気だけでなく、プランナーの対応力や提案内容、風習への理解度までしっかりチェックしておくことが大切です。

特に名古屋の結婚式では、「伝統」と「自分らしさ」を両立できる式場かどうかが選び方のカギとなります。どんな結婚式にしたいか、ふたりのビジョンに合った会場を見つけましょう。

名古屋エリアでおすすめの結婚式場3選

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結婚式場選びで重視されるのは、会場の雰囲気や立地、料理、そしてスタッフの対応力です。特に名古屋エリアには、スタイルやテーマに応じた多彩な式場がそろっており、カップルの理想を叶える環境が充実しています。

ここでは、名古屋で人気の結婚式場を厳選して紹介します。

それぞれの会場が持つ独自の魅力を、実際の情報をもとに詳しく解説していきます。

The Forest of Lold

出典元:The Forest of Lold

The Forest of Loldは、久屋大通駅から徒歩2分に位置する北欧スタイルのゲストハウス型結婚式場です。デンマークのロルドの森をモチーフにした建物は、木の温もりとアンティークの調和が美しく、自然体でいられる空間が魅力です。

項目詳細
会場名The Forest of Lold
所在地〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜1丁目3-32
電話番号052-253-7451
公式HPhttps://www.lold.jp/

料理は、フォーマルなフルコースからカジュアルなスタイルまで幅広く対応しており、シーンやゲスト層に合わせた提案が可能。式場内は完全貸切型で、他のカップルと重ならずプライベートな時間が確保される点も人気の理由です。

また、企業宴会やパーティ利用にも実績があり、会場の対応力や柔軟性も信頼されています。少人数婚にも適しており、落ち着いた雰囲気で家族や親しい友人と特別な時間を過ごしたい方におすすめの会場です。

また、The Forest of Loldについてもっと詳しく知りたい方は公式HPを訪れてみてください。

また、以下の記事では、名古屋の人気ウェディング会場「The Forest of Lold」の魅力を詳しく紹介しています。自由なスタイルの結婚式が叶う会場の特徴や、独創的な演出の数々が詳細に解説されていますので、結婚式をお考えの方は、ぜひご参考ください。

MEDI

出典元:MEDI

名古屋・栄エリアにあるMEDIは、無農薬野菜や地元食材を使ったフレンチが楽しめるレストラン型の結婚式場です。

項目詳細
会場名MEDI
所在地〒453-6103 名古屋市中村区平池町4-60-12 グローバルゲート3F
電話番号0120-758-422
公式HPhttps://medi.nagoya/wedding/

屋上の自家菜園で育てた新鮮な野菜を取り入れた料理は、見た目も味も満足度が高く、食にこだわるカップルから支持されています。インテリアはインテリアブランド「garage」とのコラボにより、緑と木に包まれたナチュラルかつ洗練された空間に仕上げられています。

1.5次会や少人数婚にも柔軟に対応しており、アットホームな雰囲気の中でゆったりとした時間を過ごせるでしょう。料理のスタイルも多彩で、ゲストとの距離が近い分、細かな配慮や個別対応がしやすいのも特徴です。

自然体で、食事と会話を楽しむ結婚式を望む方にぴったりの会場です。

また、以下の記事ではMEDIの結婚式の特徴や口コミについての特集記事をまとめているので、参考にしてください。

TIAD

出典元:TIAD

TIADは、名古屋・矢場町に2023年に誕生したラグジュアリーホテル型の結婚式場です。チャペルは木の温もりを活かした自然光あふれる空間で、静かに感動が広がる誓いの場として人気です。

項目詳細
会場名TIAD
所在地〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄5-15-19
電話番号052-265-7858
公式HPhttps://wedding.hotel-tiad.com/

披露宴会場は3タイプあり、すべて貸切感覚で利用できる設計が魅力。料理は「NEO CLASSIC」をコンセプトに、地元愛知の旬の食材を使った創作フレンチを提供しており、目にも舌にも喜ばれる構成になっています。

すべての会場には専用キッチンが備えられており、常に最適な温度・タイミングで料理を提供できる体制が整っています。宿泊や美容、衣装までワンストップでサポートできる体制もあり、トータルで高品質なウェディングを実現したいカップルにおすすめの会場です。

また、以下の記事ではTIADの結婚式の特徴や口コミについての特集記事をまとめているので、参考にしてください。

まとめ

本記事では、名古屋の結婚式に根付く風習やその意味、トラブルを防ぐためのマナー、風習を活かした自分たちらしい式の実現方法、そしておすすめの式場選びまでを幅広く解説しました。

名古屋の結婚式は「派手」と言われがちですが、そこには「おもてなし」や「地域とのつながり」を大切にする伝統が込められています。風習をすべて取り入れる必要はありませんが、意味を理解したうえで柔軟にアレンジすれば、自分たちらしい温かな結婚式が叶います。

名古屋ならではの文化を大切にしながら、ふたりらしい理想の式をつくっていきましょう。

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