両家の顔合わせは、結婚に向けた最初の大切なステップです。けれども、
「どんな流れで進むの?」
「マナーや服装はどうすればいい?」
「初めてで、分からないことが多すぎる」
などと、不安を感じる方も少なくありません。慣れない場面だからこそ、事前にしっかりと準備して臨むことが、良い第一印象とスムーズな進行につながるでしょう。
本記事では、両家顔合わせの流れや進め方、所要時間の目安、服装やマナーなどについて解説します。加えて、NG行動や注意点も紹介しています。
本記事を読めば、両家顔合わせのすべてが分かる完全ガイドです。ぜひ参考にしてみてください。
また、以下では名古屋の結婚式場についても詳しく解説しています。おふたりの思い出に残る特別な一日を演出する、雰囲気の異なる個性豊かな会場をご紹介していますのでぜひご覧ください。
初めてでも安心!両家顔合わせの流れと進め方【6STEP】

両家顔合わせは、結婚に向けた大切な第一歩です。初対面同士が集まる場だからこそ、事前に流れを把握しておくことで、当日の進行に迷いがなくなります。事前準備が整っていれば、緊張も和らぎ、会の雰囲気も和やかになるでしょう。
両家顔合わせの基本的な流れは、以下の6ステップに分けられます。
それぞれのステップには目的があり、順を追って進めることで自然な交流が生まれます。以下で詳しく解説します。
STEP1:会場に集合・挨拶
両家顔合わせの最初のステップは、会場への集合と最初の挨拶です。両家ともに5〜10分前には到着しておくのが理想的です。早めに着くことで気持ちに余裕が生まれ、落ち着いて会の始まりを迎えられるでしょう。
到着後は、受付や案内がある場合でも新郎新婦が率先して両家を案内し、スムーズな導線を作ると好印象です。初対面の場では最初の挨拶が雰囲気を左右するため、「本日はお忙しい中ありがとうございます」など、丁寧な言葉で場を和ませるのがポイントです。
STEP2:はじめの挨拶
全員が揃ったら、会の開始を告げる「はじめの挨拶」を行います。通常は新郎が進行役を務めるケースが多く、「本日はお集まりいただきありがとうございます」と一言添えて始めましょう。
形式ばりすぎず、自然体で言葉を伝えるのが理想です。続いて、食事の前に今日の会の趣旨(両家の親睦を深める場であること)を簡潔に説明します。この挨拶によって、全体の雰囲気が決まるため、緊張感をほぐしつつ丁寧な言葉選びが大切です。
STEP3:自己紹介・家族紹介
挨拶のあとには、自己紹介および家族紹介を行います。進行役が「それでは順番に自己紹介をお願いします」と促し、通常は新郎側からスタートします。名前・関係性・簡単な挨拶程度にとどめるのが一般的です。
たとえば「新郎の父の○○です。今日はどうぞよろしくお願いいたします」といったシンプルなもので問題ありません。家族構成が多い場合は順に紹介しながら進め、形式にとらわれず自然体で行うと場の空気が和みやすくなるでしょう。
STEP4:食事・歓談
紹介が終わると、食事と歓談の時間に入ります。顔合わせの中心となるこの時間では、両家の親睦を深めることが最大の目的です。あらかじめ会話のきっかけとなる話題(趣味・仕事・地元など)をいくつか準備しておくと、会話が途切れず安心です。
料理はコース形式が一般的で、話しやすいタイミングに合わせて配膳されるよう会場に伝えておくとスムーズです。新郎新婦が率先して会話をリードすることで、両家が打ち解けやすくなるでしょう。
STEP5:結婚に関する確認(必要に応じて)
食事が一段落したタイミングで、結婚に関する具体的な話題に触れることがあります。ただし、必ずしも正式な取り決めの場ではないため、必要に応じて柔らかく切り出すことが大切です。
たとえば、結婚式の日程や準備状況、今後の進め方について、両家の意見交換ができると理想的です。話が込み入る場合は「今日はご挨拶の場なので、詳細は改めて」という形で締めても問題ありません。無理なく、穏やかに進めましょう。
STEP6:締めの挨拶・記念撮影・解散
最後は締めの挨拶で会を締めくくります。ここでも進行役(新郎など)が「本日はありがとうございました」とお礼の言葉を述べましょう。その後、記念写真の撮影を行うと良い記念になります。
撮影の際には、スタッフや店員にお願いすることで、全員での写真が撮れるので事前にお願いしておくと安心です。写真撮影のあと、自然な流れで解散となります。最後まで丁寧な対応を心がけることで、気持ちよく終えることができるでしょう。
両家顔合わせの所要時間の目安は?

両家顔合わせにかかる時間は、全体で約2〜3時間が一般的です。時間配分をイメージしておくことで、焦らずスムーズに進行できます。
以下に標準的なスケジュールと所要時間の目安をまとめました。ぜひお役立てください。
内容 | 目安時間 | 説明 |
---|---|---|
集合・はじめの挨拶 | 約15分 | 全員が揃ってから席に着き、会のスタート |
自己紹介・家族紹介 | 約15分 | 各家族が順番に簡単な紹介を行う |
食事・歓談 | 約90分 | 親睦を深めるメインの時間 |
結婚に関する話・確認(任意) | 約15〜20分 | 結婚の時期や式の方向性などを話すことも |
締めの挨拶・記念撮影・解散 | 約15分 | お礼の挨拶や記念写真、会計後に解散 |
食事のペースや会話の盛り上がりによって前後することもありますが、2時間半前後を見込んでおくと安心です。
両家顔合わせで当日の進行役と挨拶の順番はどうする?

進行役と挨拶の順番を事前に決めておくと、当日スムーズに会が進みます。一般的には、新郎または新郎側の父親が進行や挨拶を担うことが多いですが、形式にこだわらず柔軟に対応して大丈夫です。
進行役の基本パターン(例)
進行役と挨拶の担当は、会の流れを左右する重要なポイントです。事前に誰が進行を担うのかを決めておくことで、当日スムーズに進行できます。
形式にとらわれすぎず、両家の雰囲気や関係性に応じて柔軟に選びましょう。
- 新郎本人が進行と挨拶を担当(最も一般的)
- 新郎の父が代表して進行(年長者が仕切るスタイル)
- 司会なしで、新郎新婦が自然に場を回す(カジュアルな雰囲気向け)
挨拶の一般的な流れ
- はじめの挨拶(新郎または新郎の父)
- 自己紹介(新郎側 → 新婦側の順が多い)
- 食事・歓談
- 結婚に関する話(必要に応じて)
- 締めの挨拶(新郎または新婦の父)
あくまで「親睦の場」なので、堅苦しくなりすぎず丁寧に対応することが大切です。
両家顔合わせで準備しておくべき持ち物とは?

顔合わせ当日は、最低限の準備でよいものの、忘れ物があると印象を損なうこともあるので注意が必要です。以下に持ち物のチェックリストを作成したので、ぜひお役立てください。
両家共通で用意しておきたい持ち物
両家顔合わせの場では、最低限のマナーとして用意しておきたい持ち物があります。忘れ物があると印象に影響する可能性もあるため、事前の確認が大切です。
以下は、どちらの家でも共通して持っておくと安心なアイテムです。
- 筆記用具・メモ帳:今後のスケジュール確認やメモ用に
- 手土産(菓子折りなど):簡単な贈答用。事前に金額感を相談
- 財布・現金:会計時に必要。割り勘か片方負担かも事前相談
- 招待状・結婚式の資料(あれば):今後の相談がスムーズに進みます
新郎新婦が持参しておくと良いもの
新郎新婦は両家をつなぐ立場として、当日の進行を支える役割も担います。スムーズな会の運営のために、必要な持ち物を準備しておくと安心です。
以下は特に役立つアイテムです。
- タイムスケジュールのメモ:段取りを頭に入れておくと安心
- カメラ or スマホ:記念撮影用に充電確認を忘れずに
- 服装の予備アイテム(ストッキングやハンカチ等)
事前に「誰が何を用意するか」を分担しておけば、当日の動きがスムーズになり、落ち着いた雰囲気を保てます。
両家顔合わせ当日の服装マナー【男性・女性別】

服装は第一印象を左右する大切な要素です。両家顔合わせでは、「カジュアルすぎず、かしこまりすぎない」ちょうど良い装いが求められます。両家で服装の格をそろえることも、円滑な関係を築くうえで重要なポイントです。
以下に、男女別に基本マナーをまとめました。
男性の服装マナー
男性は、清潔感と礼儀を意識したシンプルなスタイルが好まれます。ビジネスシーンより少し柔らかく、それでいてだらしなく見えない装いを選ぶのがポイントです。
以下に具体的なアイテムごとのマナーを整理しました。
項目 | 推奨スタイル | 備考 |
---|---|---|
ジャケット | ダーク系(ネイビー・グレー)のテーラード | 夏場でもノージャケットはNG |
シャツ | 白または淡いブルーの無地 | 柄シャツ・ボタンダウンは避ける |
パンツ | スラックス | ジーンズやチノパンは避ける |
靴 | 黒や茶色の革靴 | スニーカー・サンダルはNG |
ネクタイ | あればより丁寧な印象。省略も可能(要バランス) | 結婚報告の場では着用が望ましい |
・カジュアルすぎず、ビジネスカジュアルよりやや丁寧な印象を目指しましょう。
・父親が参加する場合は、新郎と服装の格をそろえるのが基本です。
女性の服装マナー
女性は「清楚さ」と「控えめな華やかさ」のバランスを取ることが大切です。明るすぎず地味すぎない色味、肌の露出が少ない上品なスタイルが好印象を与えます。
以下に、当日の服装選びに役立つポイントをまとめました。
項目 | 推奨スタイル | 備考 |
---|---|---|
ワンピース | 膝丈〜ミモレ丈、明るすぎないパステルカラーなど | 白一色は避け、派手すぎない色を選ぶ |
スカート | フレアスカートやAラインなど清楚な印象 | ミニ丈・タイトすぎるものは避ける |
トップス | シンプルで上品なデザイン | 胸元が開きすぎたものはNG |
靴 | ヒール付きパンプスが無難(3〜5cm) | サンダル・ミュールは避ける |
アクセサリー | 小ぶりで控えめなものを選ぶ | 大ぶりなピアスや重ね付けは避ける |
・「きちんと感」と「女性らしさ」の両立が重要です。
・母親と服装のテイストが極端に違わないよう、事前に相談しておくと安心です。
両家で気をつけたい服装のバランス
両家顔合わせで最も重要なのは、服装の「格」が両家で揃っていることです。一方がフォーマルすぎて、もう一方がカジュアルだと、相手に不快な印象を与えてしまう可能性があります。
服装の違いは、育った環境や価値観の差として受け取られかねないため、両家の印象バランスを取ることが大切です。そのためにも、新郎新婦があらかじめ「どの程度のフォーマルさで臨むか」を両家に共有し、すり合わせておくと安心です。
服装の雰囲気を事前に確認し合うだけでも、当日の気まずさを防ぎ、より円滑な顔合わせにつながります。些細なことに見えて、実はとても大切なポイントです。
両家顔合わせで避けたいNG行動と注意点

両家顔合わせは、両家が初めて正式に関係を築く大切な場です。和やかな雰囲気をつくるためにも、言動には十分な配慮が必要です。しかし、緊張や慣れのなさから、ついマナー違反になってしまうケースも少なくありません。
事前に避けるべき行動を把握しておくことで、失礼のない進行が可能になります。特に注意したいNG行動は以下のとおりです。
・遅刻やドタキャンなど時間に関するマナー違反
・話題選びの失敗(お金・宗教・政治など)
・スマホの操作や飲みすぎなど場の空気を乱す行動
顔合わせでは「時間を守ること」が基本中の基本です。また、場にそぐわない話題や過度な自己主張も相手の印象を悪くする原因になります。スマートフォンの操作は控え、会話に集中する姿勢を見せましょう。
お酒も節度を持って楽しむことが重要です。終始、相手を思いやる気持ちを持つことが、何よりのマナーといえます。
両家顔合わせが終わったら、次は結婚式場を決めよう!

両家顔合わせを終えたら、いよいよ結婚式の準備が本格的にスタートします。中でも最初に取り組むべきなのが、結婚式場選びです。理想の式を実現するためには、早めの行動と情報収集がカギになります。
特に人気の会場はすぐに予約が埋まるため、タイミングを逃さないよう注意しましょう。結婚式場選びで意識すべきステップは次の3つです。
・挙式スタイルと予算のすり合わせ
・立地やアクセスなど会場条件の整理
・ブライダルフェアや見学の予約
まずはふたりの希望をすり合わせ、神前式・教会式・レストラン婚など、どのスタイルにするかを明確にします。
次に、ゲストが来やすい場所かどうかも重要な判断材料です。式場見学やブライダルフェアは、実際の雰囲気やサービスを体感できるチャンスなので、複数比較しながら進めると失敗が少なくなるでしょう。
理想の結婚式を挙げよう!失敗しない結婚式場の選び方

結婚式場の選定は、ふたりの理想をカタチにするための最初の大きな選択です。ですが、雰囲気や見た目だけで決めてしまうと、あとで後悔することもあります。会場探しでは、見落としやすいポイントまで丁寧に確認し、実用性とのバランスを見極めることが大切です。
式場選びで失敗しないために確認すべきポイントは以下です。
・会場の雰囲気と収容人数がマッチしているか
・プラン内容と見積もりの明細に納得できるか
・担当プランナーとの相性や対応力
見た目の華やかさに惹かれて即決してしまうと、思わぬ費用や不便な動線に悩まされることがあります。ゲスト人数に合った広さか、希望の演出が可能かも要チェックです。
また、担当者の対応が丁寧かどうかは、当日までのサポート体制に直結します。気になる会場は複数見学し、条件や印象を比較することが成功の近道です。
名古屋エリアでおすすめの結婚式場3選

名古屋には、個性あふれる魅力的な結婚式場が点在しています。立地やデザイン、料理へのこだわりなど、会場ごとに異なる特色があり、理想の一日にふさわしい場所を選ぶ楽しさがあります。
ここでは、その中でも注目度の高い式場を3つ紹介します。
以下で詳しく解説します。
The Forest of Lold
The Forest of Loldは、名古屋市東区にある北欧デザインをテーマにした邸宅型のゲストハウスです。
項目 | 詳細 |
---|---|
会場名 | The Forest of Lold |
所在地 | 〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜1丁目3-32 |
電話番号 | 052-253-7451 |
公式HP | https://www.lold.jp/ |
デンマークの「ロルドの森」をモチーフにした空間は、木の温もりとアンティークの趣が調和し、落ち着いた雰囲気を演出しています。
少人数でのパーティーにも対応しており、カジュアルな二次会やフォーマルな会食など、多様な用途に柔軟に応じてくれるのが魅力です。料理は、パーティスタイルからフルコースまで対応可能で、ゲストの満足度を高める工夫が施されています。
また、企業パーティやイベントにも活用されている実績があり、設備面でも安心感があります。堅苦しさを排しながらも、洗練された空間で二次会を行いたい方におすすめの式場です。
また、The Forest of Loldについてもっと詳しく知りたい方は公式HPを訪れてみてください。
また、以下の記事では、名古屋の人気ウェディング会場「The Forest of Lold」の魅力を詳しく紹介しています。自由なスタイルの結婚式が叶う会場の特徴や、独創的な演出の数々が詳細に解説されていますので、結婚式をお考えの方は、ぜひご参考ください。

MEDI

MEDIは、名古屋・栄エリアに位置するレストラン型の結婚式場です。屋上で育てた無農薬野菜や、地元の新鮮な食材を活かした料理が特徴で、フレンチのコースからパーティスタイルまで幅広く対応可能です。
項目 | 詳細 |
---|---|
会場名 | MEDI |
所在地 | 〒453-6103 名古屋市中村区平池町4-60-12 グローバルゲート3F |
電話番号 | 0120-758-422 |
公式HP | https://medi.nagoya/wedding/ |
インテリアはインテリアショップ「garage」とコラボしており、緑と木のぬくもりに包まれたナチュラルな空間が広がります。1.5次会や二次会にぴったりな開放感のあるレイアウトで、アットホームな雰囲気を大切にしたいカップルから高い支持を得ています。
カジュアルすぎず、かといって堅苦しすぎない絶妙なバランスが、少人数パーティにフィットするポイントです。料理・空間・サービスの三拍子がそろったMEDIは、自然体で過ごせる時間を求める方にぴったりの会場です。
また、以下の記事ではMEDIの結婚式の特徴や口コミについての特集記事をまとめているので、参考にしてください。

TIAD

TIADは、2023年にオープンした新しいラグジュアリーホテルで、矢場町駅から徒歩1分という好立地にあります。
項目 | 詳細 |
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会場名 | TIAD |
所在地 | 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄5-15-19 |
電話番号 | 052-265-7858 |
公式HP | https://wedding.hotel-tiad.com/ |
ホテルでありながらも、まるで貸切空間のようなプライベート感を重視した設計が特徴です。披露宴会場は3タイプ用意されており、少人数から対応できるレイアウトが魅力です。チャペルは、森の巣をイメージした木の温もりあふれる空間で、フォーマルさとリラックス感を両立しています。
料理は「NEO CLASSIC」をテーマに、地元食材を使った彩り豊かなメニューが並び、ゲストを華やかにもてなします。二次会利用でも格式を保ちながら、柔軟なスタイルを取り入れることができ、質の高いひとときを演出します。少人数でもホテル品質の上質な体験を求める方に、TIADは最適です。
また、以下の記事ではTIADの結婚式の特徴や口コミについての特集記事をまとめているので、参考にしてください。

まとめ
本記事では、両家顔合わせの流れや進め方、所要時間の目安、服装マナー、NG行動、準備物、そしてその後に進めるべき結婚式場選びまでを解説しました。
初めて顔合わせを迎える方にとって、不安を取り除き、スムーズに進めるための実用的な内容を網羅しています。両家の良好な関係づくりはもちろん、結婚準備全体を安心して進めるための第一歩として、正しい知識と準備が大切です。
本記事を参考に、落ち着いて心のこもった顔合わせを実現してください。